【乃璃子】「あああっ! 北城、くん……ああ、私……恥ずかしい……ウンチ出ちゃう!」
 髪を振り乱し、すがるような目つきで俺を見て、乃璃子は訴える。
【拓海】「出すんだ。出さなきゃ、エクトプラズムを排泄できないよ。これはお祓いなんだ……
みんなのパワーを浴びながら、思いっきり出すんだ!」
【乃璃子】「あああっ……みんなのパワー……みんなのおぉ……」
 ウルウルと潤んだ瞳で、またも乃璃子は観客席を見た。
 彼女が興奮したまなざしで見つめているのは、男たちの猛りに猛った●●●の群れだ。
 観客たちは、みんなこれから何が始まろうとしているのか、当然、分かっている。
 というよりも、彼らはみんな『人気女優の疑似排便』を鑑賞しに、
ここまで目玉が飛び出るほどのお布施を払って足を運んでいるのだ。
 はぁはぁと息を荒げながら、男たちは自分のを擦る。
 誰にとっても、生涯最高のオカズを目の前にしていることは間違いなかった。
【乃璃子】「ああ、しごいてる……みんな……あんな興奮した顔して……
……をぉ……」
【拓海】「だよ、乃璃ちゃん……はぁはぁ……みんな君がウンコするのを見ながら……
あんなに興奮してしごいてるんだ……はぁはぁはぁ」
 俺もな。
 ああ、もう何が何だか分からないぐらい、興奮してきたぞ。
【乃璃子】「ああ、……すごい……しごいてる……はぁはぁ……
みんなで……あんなにしこしこと……はぁはぁ……はぁはぁはぁ……」
【乃璃子】「あああっ! で、出る……ウンチ出ちゃう……あぁ、くううっ……ああ、も、もうだめええっ……」
【拓海】「出すんだ、乃璃ちゃん! エクトプラズムを! さあっ!!」
【乃璃子】「くううっ……あっ、ああああっ! ああ、出ちゃう! ウンチ出ちゃう! 
ああ、ゾクゾクするうっ! 興奮する! 興奮するうううっ!」
【拓海】「さあ、出して! さあっ! さあっ!!」
【乃璃子】「おおおっ! おおおおおおおおっ!!」