【琢馬】「濡れ具合も弛み具合も、こんどこそ十分かな……」

妻の愛蜜を心ゆくまで味わいすすり飲んでから、俺は顔をあげた。

【亞弥】「うん、きて……んぁ、はぁ、はぁ……
     こんどこそ、わたしを貫いて……
     子宮に貴方の精子、流しこんで……赤ちゃん、ちょうだい……♪」

【琢馬】「ああ。いくよ、亞弥」

ヌルヌルに弛み開いた亞弥の膣口に、もういちど怒張の先端を添え──


──ぐっと押しだしていく。

【亞弥】「んっ──んんっ、くぅっ、ぁぅぅっ──」

きたるべく衝撃に備えるかのように、亞弥の愛らしい美貌が緊張に歪む。

【琢馬】「どう? このまま堪えられそう?」

【亞弥】「まだわかんないよ……とにかく、つづけて、貴方……」

瞳をうるうると煌めかせ、甘えるような声が囁く。

【琢馬】「わかった」

熱く濡れ弛んだ妻の膣口の淫猥な感触が、
鈴口の周縁にねっとりと伝ってくる。
思いのほか柔らかな感触で、
すくなくとも入り口部分は十分ほぐれきっている……はず。

【琢馬】(これなら、たぶん……いやきっと、絶対……!)

さらにぐっと腰に力をこめ、
亀頭の先端部を膣口に強く押しこもうとするや──

【亞弥】「きはっ……!」

亞弥の腰骨がビクンと跳ねて、苦悶の嗚咽が桃色の唇から漏れた。
すでに表情が苦痛にゆがみ、額に脂汗がにじみだしている。
ズッ、ズズッ……ごくごくかすかだが、
亀頭が亞弥の膣口にめりこんでいっている感触はある。
そのまま、さらに挿入を試みる。